クルマを構成する主な要素が動力性能やパフォーマンスから、
ソフトウェア、ネットワーク、ユーザーエクスペリエンスに変わっていく転換点で、
私たちは、常識に捉われず今までのクルマに求められた個性や在り方を見つめ直したいと考えました。
目指したのは新たなモビリティの
価値基準の創出
モビリティと人がインタラクティブなコミュニケーションをする“Media
Bar”。
知性をもったモビリティが自らの意思を外にいる人に表現することを可能にしました。
乗車前からインタラクティブな関係が始まる、新時代のインターフェースです。
装飾となる線や造形を削ぎ落した佇まいは、まるでスペースシップ。
テクノロジーを凝縮したラウンドフォルムは、新たな乗車体験を予感させると共に、
人を包み込むこれからのモビリティの理想を体現しています。
まるで包み込まれるような、無垢でやさしいラウンドした空間。
単に心地いいだけでなく、注意を逸らす装飾性をなくし、カラーリングも徹底してシンプルに。
人を中心とし、人の求める機能と体験に寄り添うようなデザインを考えました。
座った瞬間に感じるくつろぎ。
快適さを追求した車室内やシートの設計により、ゆとりに満ちた車内空間を実現。
頭上に広がるガラスルーフがさらなる開放的な心地よさを演出します。
また、インテリアには環境負荷の低いテキスタイルや、
空気を浄化する独自の機能性素材を使うことで、さらに居心地のよさを高めています。
フロントエリアの両端まで横一線に広がるパノラミックスクリーン、
そしてその画面表示を遮らないよう配慮された独自設計のステアリングを採用。
手元の操作性はもちろん、メーターなどの走行情報も瞬時に視認可能。
開放的な空間と直感性に優れたUIが、運転するあなたの心を解き放ちます。
数々の次世代体験を生み出すのは、
そこに秘められた圧倒的なテクノロジーの力。
多様な知を繋げ、最先端テクノロジーを追求するMobility Tech
Companyとして、
人を動かすモビリティの革新を実現していきます。
私たちはソニーが持つセンサー技術とHondaの安全技術、そして様々なインテリジェント技術を組み合わせ、世界最高水準のAD/ADASを目指します。特定条件下での自動運転機能
レベル3を目指すと同時に、市街地等での運転支援機能レベル2+の開発に取り組んでいきます。
今回のプロトタイプには、安心安全の実現に向け、車内外に計45個のカメラ、センサー等とともに、最大
800TOPSの演算性能を持つECUを搭載。SoCには、総合的なモビリティソリューションを提供するSnapdragon
Digital Chassis*を採用予定です。
*Snapdragon Digital Chassisは、Qualcomm Technologies, Inc.
およびその子会社の製品です。
移動する空間価値に着目し、リアルとバーチャルの世界を融合していくことで、移動空間をエンタテインメント空間、感動空間へと拡張していきます。その一例として、 Epic Gamesとモビリティにおける新たな可能性の検討を開始しました。Unreal Engineを活用し、移動空間における新たな体験やコミュニティの創造を目指します。