AFEELAは、未来のモビリティ体験を実現するために、革新的なE/E*1アーキテクチャを採用しています。AFEELA
E/Eアーキテクチャは、自動車に搭載されたECU*2やセンサーなどを、高度なネットワークでつなぐことで、クルマ全体の性能を最大限に引き出す技術です。
AFEELAは、IVI*3とAD/ADAS*4の2つの領域にフォーカスし、IVIには2個、AD/ADASには4個のQualcomm
Technologies社のSoC*5「Snapdragon® Digital
Chassis™」を採用し、E/Eアーキテクチャを構成しています。ECUを機能ごとに疎に持つのではなく、ソフトウェアで扱う「データ」をECUを超えて活用できるようにしています。
これにより、AD/ADASのためのセンサーによって認識した外界情報を、即座にIVIに送って3Dグラフィックスとして処理が可能となります。さらにIVIはUnreal
Engineを用いる事で、IVIの中に仮想空間を構築しており、これが自由なカメラワークを生む源泉となっています。HERE
Technologiesが持つグローバルレベルの地図データおよびナビゲーションアプリケーションで培った3D表現のノウハウと、Epic
Gamesが持つ映画撮影にも用いることができるレベルの仮想空間表現のノウハウに、AFEELAが持つ車両データへのアクセス性の良さを組み合わせることでリアリティあふれる体験を実現しました。将来に向けては、ADASビューや3Dマップを実現するプラットフォームを多くのクリエイターやディベロッパーに公開し、新しい体験を生み出せるようにしていきます。また、高性能SoCを複数搭載することで、ソフトウェア更新による機能改善を未来に渡って継続的に行うことが可能となります。
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*1 E/E:Electrical/Electronicの略語。
*2 ECU:車のあらゆる機器・システムを制御する(ブレーキ制御、充電制御、ディスプレイ/オーディオ制御など)装置の総称。Electronic Control Unitの略語。
*3 IVI:車載インフォテインメント(In-Vehicle Infotainment)の略語。
*4 AD/ADAS:自動運転(Autonomous Driving)、先進運転支援システム(Advanced Driver-Assistance Systems)の略語。
*5 SoC:装置やシステムの動作に必要な機能のすべてを一つの半導体チップに実装する方式。System On a Chipの略語。

AFEELAはクラウドと共に進化する。
AFEELAは、クラウドとの連携により、あなたのモビリティライフを革新的に変えていきます。スマートフォンのアプリで、空調操作やドアのロックなど、様々な機能を遠隔操作。走行履歴や充電履歴は、アプリで簡単に確認でき、過去のドライブを振り返りながら、より効率的な運転へと導きます。そして、AFEELA前方のMedia barも多様なテーマやコンテンツから、あなた好みのスタイルにカスタマイズできます。AFEELAは、単なる移動手段を超え、あなたのパートナーとして、より安全で快適なドライブをサポートします。

AFEELAを手のひらに。
スマートフォンを介して、ユーザーはAFEELAといっそう深くつながることができます。まるで、AFEELAが手の届くところにあるかのように、車両の様々なステータス情報をリアルタイムで確認でき、遠隔で操作が可能。いつでもどこでもAFEELAと通じ合える新しい関係性が生まれます。
いつでもどこでも、AFEELAがもっと身近に。
ユーザーは手のひらの上からタップひとつでAFEELAとコミュニケーションをとることができます。ドアの開閉、充電状況などのステータスのチェックはもちろん、気分に合ったテーマへの変更、お出かけ前の室温のセット、チャージングステーションの検索など、スマートフォンを通じて様々なリクエストが可能に。AFEELAの存在やその体験が手元にまで拡張され、一人ひとりにとってのベストな関係性が生まれます。

常につながる、常に新しく。
「モビリティは人と共に成長する。」ワイヤレスネットワークで接続された高度なシステムにより、AFEELAは、常に最新の状態にアップデートされます。機能の進化・追加に加え、お客様一人ひとりの運転スタイルを学習し、より個人に適したアシストを実現。さらに、エンタテインメント体験も続々と提供することで、AFEELAとのモビリティライフは、時間とともに深みを増していきます。未来へ、そしてあなたへ。AFEELAは進化し続けます。
バイオ素材やリサイクル素材に包まれた没入感のあるインテリア。
AFEELAの車内空間は、自然が織りなす美しいグラデーションをイメージした、柔らかな色調で統一されています。視覚的なノイズを最小限に抑えることで、映画鑑賞や音楽鑑賞など、様々なエンタテインメントを楽しむ際の没入感を高め、より深く楽しめます。
車室を包み込む素材は、「オーバル」をコンセプトに乗る人が触れる箇所を選定し、原料の一部に植物由来原料や再生材を使用した高品質な素材を採用。手触りの良さや消臭性で心地よい乗車空間を実現しています(インテリア表面積ベースで約70%採用*6)。
ボディ鋼板やこれまで難しかったシャシーの一部にも再生材を使用しています。パートナーの皆さまとともに開発、検討した素材を積極的に採用しながら、循環型経済の実現を目指し、長期的な視点で新しい価値を生みだしていくことを追求していきます。
持続可能な世界の実現に貢献するため、循環型経済の推進に取り組んでいます。
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Ultrasuede®
室内で過ごす時間に心地よく寄りそう、手触りに優れたUltrasuede®。素材の一部にはサトウキビの廃糖蜜由来のポリエステルを使用しています。
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ARTIFICIAL LEATHER
耐久性の求められる部分には、合皮を採用。乗員が触れる表面層の一部にはサトウキビの廃糖蜜、トウモロコシの芯の絞りカスなどの植物由来の素材、裏地に回収した繊維製品などが原料のケミカルリサイクルPET糸をそれぞれ使用しています。
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MESH TEXTILE
メッシュテキスタイルに消臭機能を付与し、乗員を包む室内環境をにおいの面からも心地よく。メッシュテキスタイルのベースには、回収した繊維製品などが原料のケミカルリサイクルPET糸が含まれています。
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PILE CARPET
カーペットに消臭機能を付与し、足元からも室内環境を改善。
カーペットのベースには、漁網、糸くず、ユーズドカーペットなどの廃棄物を回収し元の純度に戻した再⽣ナイロンが含まれています。
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*6 インテリアの表面積に対する割合。インテリアの表面積とは、シート、ドア、ダッシュボード、グローブボックス、ルーフ、ピラー、ピースマットにおける表皮材の使用面積のことです。