今、モビリティは進化の転換点を迎えています。その中心には、ソフトウェアとネットワーク、そして何よりユーザー体験が据えられ、新たな時代が動き始めます。AFEELAが追求したのは、そんな新時代に呼応する新たな価値基準をまとい、未来へ先駆ける未知の佇まいに他なりません。
デザインの核となるキーワード、それは「オーバル」です。ブラックアウトされたキャビンと、それを柔らかに内包する優美なストリームライン。AFEELAの類のないスタイリングは、最新のセンシング技術がもたらす、包み込まれるような安心感をその美で象徴しています。室内も一貫して「オーバル」を基調とし、乗員の心身の安らぎを何よりも大切に。全体が、そしてあらゆるディテールがエレガントな調和を見せ、AFEELAは流行にも趣味嗜好にも左右されない、普遍的な存在感を獲得しました。
無駄な線が一切ない、シームレスなスタイリング。
装飾的な線、誇張された面の抑揚を徹底的に削ぎ落とした、優しく、間断なく包み込むようなフォルム。そして、きわめて滑らかで硬質、緊張感のあるサーフェス。AFEELAの革新性をたった一目で予感させる、唯一無二のスタイリング。それはモビリティの未来を告げる新たなエレガンスであり、同時にソニー・ホンダモビリティが誇るプロダクトデザイン、ロボティクスデザインの原点である「本質的な機能美の追求」に深く通じる美しさです。
乗員に開放感を。ドライバーに安心感を。
エクステリア同様、過度な装飾をすべて排し、人間の安らぎに向かってただひたむきに洗練化されたオーバル空間。思わず身を寛がせたくなる、そしていつまでも過ごしたくなる。エンタテインメントを味わう場所だからこそ、心身の解き放たれる最上の移動空間を追求しました。フロントエリアに大きく広がるパノラミックスクリーンは、ドライバーに明確な走行情報を伝え、同乗者には没入型の映像体験を提供。ストレスのない、スムーズな視線移動を実現する水平基調にデザインをまとめ、その上で、緊張感を与えがちな計器類のないノイズレスな空間づくりに徹しました。また、独自のヨークステアリングは画面の情報を遮らないよう精巧に設計。高い視認性と優れた操作性をもたらします。
心寛がせつつ空間体験へと意識を促す素材&カラー。
「AFEELAという空間で過ごす人の時間を豊かにする」、そんなコンセプトは室内の素材やカラーリングにも一貫しています。全体の色合いは自然界の生み出す美しいグラデーションにヒントを得たローコントラストな配色で統一。視界のノイズは最小限に抑え、様々なエンタテインメント体験への没入を自然に促します。また、随所にあしらわれた高品位なアルミニウムの質感、良質なシートの肌触り、空気を消臭する技術素材など、人の感覚に心地よさを、指先のわずかな感触に至るまで徹底して意識し、室内にくまなく反映しました。