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2026年02月18日

意志のある選択を ― 再生材の採用で描くモビリティの未来

AFEELA 1のホワイトボディ

ソニー・ホンダモビリティでは、テクノロジーやデザインだけではなく、素材そのものから未来のクルマの姿を描き出すことに挑戦しています。第1弾モデル「AFEELA 1」のインテリアに採用している素材だけでなく、車体フレームやボンネットフードなどに再生アルミニウムや再生鉄を使用し、イノベーションが人と地球を支えていく未来の実現にむけた取り組みを進めています。

持続可能なクルマづくりの新しいアプローチ

AFEELAでは、ボディ鋼板やこれまで難しかったモーターマウント*の一部にまでも鉄やアルミニウムの再生材を使用します。

*モーターマウントとは、モーターを車体に固定して振動を吸収する部品のことです。

AFEELA 1で再生鉄や再生アルミニウムを使用している部分の説明図
AFEELA 1で再生鉄を取り入れている車体フレーム、再生アルミニウムを使用しているフロントフード、バッテリーケース、アルミホイールなど。

車体フレームなど主要な骨格部品などに再生材を活かすことは、簡単ではありません。わずかな性能の差が安全性に影響するため、入念な設計と徹底した検証が求められます。

また、安定した品質を実現するためには、素材の調達、成分分析、不純物管理を支える信頼できるパートナーの存在が欠かせません。多くの試験やシミュレーションを繰り返すことで、再生材でもバージン材(非再生材)と同等の性能になることを検証しています。

ソニー・ホンダモビリティでは、これらの成果を積み重ねることで、使用範囲を広げ、再生材を取り入れても、安全で信頼できる骨格部品の製造を実現しました。これは、環境への配慮だけにとどまらず、設計開発・製造技術への確かな自信を示すことでもあると考えています。

AFEELA 1では、車体フレームに再生鉄を、また、フロントフード、モーターマウント、ナックル、ホイールといった車両の安全性や走行性能の根幹にかかわる重要部品には、再生アルミニウムを適用可能にデザインされています。バッテリーケースなど一部の部品は重量の70%にあたる部分に100%の再生アルミニウムを使用できる設計になっています。

AFEELA 1で再生アルミニウムを使用している主要パーツのイラスト
再生アルミニウムが使用されているAFEELAの主なパーツ。写真の真ん中にあるパーツがバッテリーケース

Hondaの技術を生かして実現する高品質な再生材―再生アルミニウムの取り組み

この技術的な挑戦の背景には、Hondaが長年培ってきた技術の長い歴史とノウハウがあります。すなわちソニー・ホンダモビリティに流れる、技術のDNAです。 Hondaはスポーツカーの設計において、オールアルミボディを実用化し、軽量化と剛性の両立を実現してきました。世界最高峰のモータースポーツでの知見も生かした技術は、アルミニウムの特性を熟知し、複雑な車体フレームから外板に至るまで、求められる強度と耐久性を追求してきました。

AFEELA 1は、このレガシーを受け継いでいます。それが、高い強度や純度が求められるアルミニウムに再生材を活用することです。スクラップの選別、溶解、成分管理、品質保証技術において、開発パートナーであるHondaとそのサプライヤー、リサイクラーと共に、未来のクルマにもとめられる品質をともに生み出す体制を築いています 。

こうした取り組みを通じて、私たちは、環境への責任だけでなく、モビリティの未来を切り拓くクラフトマンシップの基準を示していきたいと考えています。

素材の未来に投資するという選択

海を背景にしているAFEELA 1

リサイクルの推進は、スクラップを安価に利用することではありません。高度な選別・精製技術への挑戦が不可欠です。それは必ずしも短期的な経済効率と容易に両立するものでもありません。

ソニー・ホンダモビリティでは、このコストを単なる負担と捉えるのではなく、環境や人権課題への取り組み、そして循環型社会の実現に向けた挑戦として、未来への投資であると考えています。AFEELAの開発は、先進的な技術と体験をつくることだけではなく、未来のクルマとそれを取り巻く環境までも再定義していきます。

限りある資源を循環させていく未来に向けて、どのように素材を選び、デザインしていくか。その設計思想こそが、ソニー・ホンダモビリティの考える「素材から変える」モビリティの未来です。

*AFEELAの車両は、再生鉄を車体フレームに、再生アルミニウムをバッテリーケースや、フロントフード、モーターマウント、ナックル、ホイールといった車両の安全性や走行性能の根幹にかかわる重要部品に、適用できるよう設計されています。例えばバッテリーケースは、重量の70%にあたる部分に100%の再生アルミニウムを使用できるよう開発されています。今後も再生材の活用をさらに広げていくための取り組みを続けていきます。
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本情報は発表時点での情報となります。諸条件により、予告無く変更等の可能性がございます。

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